全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦は鈴鹿サーキットで練習走行が行われ、2010年シーズンが開幕。今季最初のセッションは小暮卓史(NAKAJIMA)がレコードタイムでトップタイムをマークした。
いよいよ開幕を迎えた2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦。舞台の鈴鹿サーキットは快晴に恵まれたが、前日からの雨が残り、路面は湿っている状態でセッションがスタートした。
序盤は路面コンディションもあり、ウエットタイヤを装着したマシンが走行。ケイ・コッツォリーノ(LeMans)や井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)などルーキードライバーが中心となって周回を重ねた。
セッションも半分を過ぎたあたりから、ユーズドのホワイトライン入りタイヤを使用してほぼ全車が走行開始。この中でタイムを上げてきたのは、やはり濡れた路面を得意とするアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)。さらに、小暮、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)らがそれに続く。
セッションも残り10分を切ったあたりで石浦宏明(LeMans)がタイムを上げて2番手へ。さらに、大嶋和也(PETRONAS TOM'S)も5番手に浮上するが、ロッテラーのタイムには届かず。ロッテラーがトップのまま残り5分を迎える。
しかし、セッション終了間際には各車ニュータイヤを投入し、タイムは一気に向上。この中で小暮が1分39秒台のコースレコードタイムを叩きだし、トップで練習走行を終了。ロッテラーがこちらも39秒台のタイムで2番手に続いた。3番手には石浦がつけた。
復帰組ではオリベイラが5番手で最上位。ルーキーでは山本尚貴(NAKAJIMA)が6番手となった。
